1. 研究室紹介
  2. プロジェクト

私たちの研究室では、子どもたちの発達を支えることを目標として、さまざまな研究プロジェクトを並行して進めています。

研究プロジェクトには、1)発達や障害の謎を解き明かす基礎研究、2)発達の評価や障害の診断に有用な手法を開発する検査法開発、3)子どもに合わせた治療や指導法・指導教材を考える支援法開発の3つの柱があります。

こうしたプロジェクトには、研究室内で単独で行うものから、国内外の研究協力者や研究機関とともに推進する共同研究まであります。また、学部生の卒業研究や大学院生の研究テーマとしてすすめるプロジェクトもあります。

現在、進行している研究プロジェクトの一例です。

下記以外にも進行中のプロジェクトがありますので、詳細は研究室にお問い合わせください。

読み書きの発達と学習障害(LD)の早期発見・早期支援

ヒトが読み書きを獲得する発達プロセスを明らかにするために、長期の追跡研究(コホート研究)を行っています。

こうしたプロセスを明らかにすることで、学習障害の子どもたちを早期に見つけ、早期に支援を始める方法の開発を行っています。

外国にルーツのある子どもの発達の基礎研究と検査法開発

国際結婚など文化的・言語的に多様な背景をもつ子ども(CLD児:いわゆる、外国にルーツのある子ども)の発達について基礎研究を行っています。

「発達か?言語か?」という質問に代表されるように、複雑な環境で育つ子どもたちの発達の要因を解き明かすとともに、彼らを適切に捉えるための検査法開発に従事しています。

神経発達症の子どものメンタルヘルス

自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)の子どもたちのメンタルヘルスの状態を明らかにする研究を行っています。

障害としては注目される一方、彼らの心の健康はまだまだわからない部分が多く、支援を必要とする子どもは多いです。

学習障害や境界知能、知的発達症(知的障害)も対象とするとともに、二次障害に発展しないための支援法を模索しています。